Chat Pileは2019年結成、アメリカオクラホマのバンドです。
「鉱山の廃棄物の山」が名前のこのバンド
ざらつき、ひっかかりのある中低音域は金属製の礫(つぶて)にようです。
音楽的にはアートロック、スラッジメタルと評されるようです。(グランジ的な要素もありそうです)
彼らの音楽の世界観はホラー的と言えます。
ゾンビや幽霊や黒魔術が出てくるわけではなく、
現代のアメリカ社会そのものが映画のホラー作品より、ずっとホラーだという認識です。
ゾンビドラッグをやって町を徘徊する人々、凄惨な殺人事件、貧富の差、ホームレスの問題、、
それらに対する怒り、恐れ、無力感。
これらを作品として昇華させていることは大変素晴らしいことだと思います。
「Why」ではホームレス問題、「Slaughterhouse」で実際会った凄惨な殺人事件がテーマのようです。
そういう意味でとても2020年代的な音楽と言えます。
個人的にはギタリストのLuther Manholeのプレイが気に入っています。
不協和音のリフで始まる「Tropical Beaches, Inc.」が僕の中ではベストです。
2026年6月4日の心斎橋コンパスでの彼らのライブみることができました。
ヘビーで気持ち悪いサウンドは最高でした。
MCで日本の事を語るのに溝口健二の『雨月物語』にふれていたのが印象的でした。(最高の映画ですね)
そして僕が着ていったJohn FaheyのTシャツに「ナイスシャツ!」と反応してくれたのが面白かったです。


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