Spotifyからの乗り換え先を考える

音楽レヴュー

Spotifyは2024年の4月1日より、
年間1000再生以下の楽曲には収益を払わないというルール改定をしました。

再生数が少ないアーティストにはお金を払わず、その分を再生数が多いアーティストに渡すということです。
色々理由があるにせよ、
Spotifyは大手メジャーレーベルの方を向いていると思われてもしかたないですね。

1再生数の価値は1000以下でも1000以上でも同じだろうという観点と
1曲ごとのくくりというのは変なのではという観点から反対です。
例えば500再生の曲が100曲ある人は50000再生分の収益があったはずが0になる。
これは変だと思います。

私も自分の曲をサブスクに上げてる当事者ではあります(再生数は全然伸びていませんが)。
その立場としても反対ですが、リスナーでもありまして
そんなに再生回っていない曲を聴く機会も多いです。
自分が聴いた分がアーティストの収益として反映されないのは嫌だなと思い、
Spotify以外の乗り換え先を検討してみました。

まずは1再生当たり収益と音質を調べてみます。

サービス名 1再生あたりの推定収益(円) 最大音質(ハイレゾ/ロスレス形式) 特記事項
Qobuz 約2.90円 FLAC 24-bit/192 kHz 非常に高水準の収益と音質。有料プランのみ。
Tidal 約1.08円~1.32円 FLAC 24-bit/192 kHz (Tidal Max) ハイレゾ対応。
Apple Music 0.8円~1.2円 Apple Lossless (ALAC) 24-bit/192 kHz 追加料金なしでロスレス/ハイレゾ提供。
Amazon Music 1.04円 FLAC 24-bit/192 kHz (Amazon Music HD) 追加料金なしでロスレス/ハイレゾ提供。
AWA 約0.82円~0.88円 AAC 320 kbps(最大) ハイレゾ/ロスレスには非対応。
LINE MUSIC 0.67円~1円 AAC 320 kbps(最大) ハイレゾ/ロスレスには非対応。
Deezer 約0.40円~1.7円 FLAC 16-bit/44.1 kHz (CD品質) UCPS導入。ハイレゾ(24bit)は非対応。
Spotify 0.27円~0.5円 24bit44.1kHzのFLAC形式 現在、ロスレス/ハイレゾ対応あり。
YouTube Music 0.1円~0.72円 AAC 256 kbps(最大) 音質面では他のサービスに劣る傾向。


1再生あたりの収益はQobuzが圧倒的でTidal、Amazon Music、Apple Music、AWA、LINE MUSICあたりも優秀。
無料会員の再生も含まれるSpotify、Youtube Musicは低めです。
※Deezerは月間1000再生以上の楽曲の収益はブーストされるモデルを採用している。

音質的にはハイレゾは不要と思っています。
192khz、完全にオーバースペック。
ただCD音質(16bit)はマストかなと思っています。
AACは自分的には論外かな。

この条件で絞り込まれたのが
Qobuz
Tidal
Apple Music
Amazon Music
Deezer

そしてTidalは日本未対応、Amazonは日本に税金払っていないという理由でアンチなので除外。
残ったのは
Qobuz
Apple Music
Deezer

この3社を無料のお試しで1か月ほど使ってみました。

音質はスペック的にはほぼ変わりませんので、実際聴いてみて比較しました。
2万円くらいのJBLのBluetoothスピーカー、安いオープンエアーのイヤホンで聴きました。
リミッターは外して比較。
思いっきり主観ですが、音質良く聞こえた順番です。
Deezer>Qobuz>Spotify>Apple Music
Deezerが音像が良くてとにかく好きな音でした。
Qobuzはハイレゾで確かに高音質でしたが、高音がきつく感じ好きな音ではなかったです。
Apple Music、比較してみると良く聴こえず。
Apple Musicしようかと思っていたところだったので残念。
アンドロイド端末なのであんまりというのもあるのかな。

おススメ機能とUI
Spotify>Apple Music>Deezer>Qobuz
比較して分かりましたが、これはSpotifyが圧倒的です。
特に「ファンのあいだで人気」の音楽性が近いミュージシャンの表記がすごい。
Apple Musicはまずまずですが、Spotifyとの差はとんでもなく大きい。
Deezerは関連アーティストがあんまり。
僕の好きなJohn Faheyで見てみると、バートヤンシュ、キャプテンビーフハート、ボブディラン、リチャードトンプソンとなんじゃそらといった感じです。
QobuzはAIはイマイチですが、人力のキュレーションに特化していて面白いです。

Qobuzはユニークな点があります。
レーベル名、作曲者名から楽曲に飛べます。
特にレーベルに飛べるのは神機能です。

長くなりましたが、Qobuzに決めました。
レーベルから楽曲に飛べるのが決め手になりました。
(Deezerの音質も捨てがたい)

ながながと音楽サブスクの記事を書いてしまいましたが、
そもそも音楽サブスクの存在自体かなり懐疑的です。
(自分も楽曲上げてますが実験的にやってます)
音楽文化には確実に悪影響を与えていそうです。
ネットと音楽の関係でいうと2007年頃が最高だったなと思っています。
いよいよレコード、CD、カセットテープのフィジカルが欲しいなあと思った次第でした。
レコ屋、ライブスポットに行きたい。

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