児玉真吏奈は大阪を中心にし活動するミュージシャン。
シンセサイザーでの弾き語りの歌、電子音でのインストゥルメンタルを作っている。
今回はセルフリリースでの初の全国流通盤。
僕はかつてのmyspaceやSoundCroudなどで
無名のインディーズのミュージシャンの音楽を先入観無しで
聴くのが好きで密かに楽しんでいました。
世界には無名だけど良い音楽が作る人が一杯います。
日本ではそういう人達が掬い上げられないなと思っていたので、
児玉真吏奈の音源がリリースされ日の目を見たのは喜ばしいことだと思います。
児玉真吏奈の音楽を初めて触れたのもSoundCroudでした。
「如雨露」「kuuki」を聴いた時、こんな卓越したメロディーを作る人がいたんだと
びっくりしました。
個人的に一番良いと思っている「kuuki」という曲、
良いメロディーだけど、気持ち悪い感じもあるし、明るいとも暗いとも言えない
不思議(変)な曲です。(滲んだグレイの中に陰影があるジャケットはある意味音楽を適切に捉えていると思います)
良い音楽は、ある意味の気持ち悪さ(説明のつかなさ)を含んでいると思います。
「呪術的」、流行の言葉でいうと「魔法」と言っても良いです。
なので、音楽について言語化するのはナンセンスな側面があって、どうしても陳腐化してしまいます。
言語化できない魔法を説明する作業、、
「私にFを足してみて」「飲み物」などは耳に残る、ポップさを内包していると思います。
多くの人に聴かれても良いですね。
何かのきっかけ(例えば映画で使われるなどしたら)で一気に広まりそうです。
ここ2、3年は「個」の時代だと思っていて、
「個」を掘り下げて音楽を作る人に注目していました。
このセルフプロデュースの傑作アルバムも、まさに「個」が作った傑作です。
ここ最近はちょっと心変わりもしていて、最近リリースされたあるアルバムを聴いて
「個」とチームの融合、ぶつかり合いから生まれるものも面白いと思っています。
それには適切に人員配置できるプロデューサー的な人、編集能力が長けた人が必要で
なかなか人材不足感がありますね。
児玉真吏奈の今後の作品でも、「個」とチームの融合、ぶつかり合いの音楽を聴いてみたい欲求があります。
鈴木庸聖(Yousei Suzuki)


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