三浦カヨ/Komaki

音楽レヴュー

三浦カヨは京都を中心に活動する三味線奏者、歌い手。
カセットでのリリースを続ける(wake up….)Go To Bed! Recordsからのリリース作。
三味線での弾き語りで、トラディショナル、オリジナル、を交えての演奏となっている。
サポートにはT.T.端子(口笛、エレクトリックヴァイオリン)、宮本善太郎(ボンゴ)、黒田誠二郎(チェロ)。
エンエジニアには宇津弘基が参加している。

伝統的な日本の三味線の作法を基調にした演奏だと思うが、
ところどころ見られる越境的なところが面白い。
他弦楽器(エレクトリックヴァイオリン、チェロ)とコラボしている、「深海節」「はたおりの唄」では
日本的というより、アジア的、大陸的な印象を与えてくれる。
オリジナル曲「うみうしこなの」では沖縄民謡、東南アジアの民謡のようなイメージを与えてくれる。

個人的にグッとくるところは「かわさき」というトラディショナルの曲。
言葉数少ない日本語、憂いを帯びたメロディー、がなんとも美しい曲。

洋楽器と和楽器との演奏という面でも面白く、黒田誠二郎との演奏「はたおりの唄」では、
黛敏郎の「文楽」というチェロの曲を思い出しました。
この曲はチェロで、琵琶や三味線の音楽を表現した曲です。
今後この和洋混合路線、トリオにしたりしてエスカレートさせて欲しいところです。

鈴木庸聖(Yousei Suzuki)

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購入できる場所
ゆすらご

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