最近のテーマに「言語化」というのがあります。
言葉というのは、便利のようで表現できる範囲は実は限られていると思います。
今まででは避けていた所ですが、無理を承知で対象を決めて言語での説明にチャレンジしたい。
その一環として新譜、新作、のレビューを書いていきたいと思っています。
対象はリリースされて2年以内くらいのものでしょうか。
過去の名作等は僕が書かなくても、優れた批評が一杯あるでしょうし、
僕が敢えてやる必要もないでしょう。
主に音楽、本、映画などを取り上げてみたいと思います。
まずはGwenifer Raymondの7インチの作品を取り上げたいと思います。
先日のレコードストアデイにおいてリリースされた作品です。
Gwenifer RaymondはウェールズのCardiff(カーディフ)出身のマルチインストゥルメンタル奏者。
現在はイングランドの南部の町、Brighton(ブライトン)をベースとしている。
アメリカのルーツミュージックからの影響が色濃い。
John Faheyに代表されるアメリカンプリミティブギターのマナーで演奏している。
(John Faheyとアメリカンプリミティブギターは以前にも書きました。(※1、※2)
アメリカ人のプリミティブギター奏者はどちらかというと、ルーツに忠実。
イギリス人のプリミティブギター奏者は一ひねり効いている、イメージを勝手に思っています。
島国という地理上の特性、もしくは国民性なのか謎ですが、、
イギリスのプリミティブギタリストといえば、James Blackshaw(ジェイムス・ブラックショウ)、Cian Nugent(シアン・ヌージェント)
を思い出します。
James Blackshawは幻の初期作品「Apologia」ではアメリカンプリミティブギターのマナーで演奏しています。
作品を重ねる度に革新性を増し、ミニマル、ネオアコースティック的な要素を取り入れた前人未踏の作品を作り上げました。
Cian Nugentに至ってはBlack Flagのカバーをプリミティブギターのマナーで行うという、離れ業までやっています。
インディーロックの不協和音、ブルースの不協和音、現代音楽の不協和音を並列で扱うというのは、共感できるところ
ですが、本当にやるところがすごい。
彼女も例に漏れず個性的な演奏です。
伝統的なマナーを取り入れながら、ルーツとは相反するような際どい展開を見せます。
1曲目、装飾的、技巧的でありながら力強い演奏です。女性が演奏しているとはにわかに信じがたい。
不協和な際どい展開の曲です。
2曲目はバンジョーの速弾きの演奏です。
「Bleeding Finger Blues」、出血した指のブルース、、
題名だけで大分面白い。
名前の通り、息をつかせないバンジョーの速弾きの演奏です。
伝統的でありながら、革新的であるというのは一つの理想ですね。
Gwenifer Raymond/Deep Sea Diver・Bleeding Finger Blues
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Tower Record
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